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治療法は日々進化しています。 ここ10年ぐらいの間で、関節リウマチに対する治療法は劇的に変わりました。
これまでは関節リウマチであることがわかっても、しばらくは安静にして、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDS)を使いながら様子をみる、症状が進行したらまず弱い抗リウマチ薬を使うという、作用のマイルドな薬から徐々に強い薬へと段階的に上がっていく「ピラミッド型」治療が主流でした。 これは、関節リウマチになっても症状はゆっくりと進み、しばらくの間、関節は破壊されないと考えられていたからですが、1980年代後半から90年代にかけての研究で、発症後2年の間に急速に関節破壊が進むことがわかりました。

このため初期から強い抗リウマチ薬を使っていき、改善がみられたら少しずつ薬をやめていく、逆ピラミッド型の「ステップダウン型療法」に変わったのです。 この最初の2年間を、病気の進行を食い止め、治療にもっとも効果をあげられるチャンスがある時期、「ウインドゥオブオポチュニティ」と呼んでいます。
関節リウマチには前駆症状があります。 初期の段階では、急激に関節の痛みが始まることは少なく、なんとなくだるい、熱っぽい、朝起きると関節にこわばりを感じるといった、はっきりしない全身性の関節の腫れや痛みがあり、診断基準7項目に挙げられている症状が4項目以上あると関節リウマチと診断されますが、実際はそれより前に慢性的な体の異常(前駆症状)があります。
それが次の4つです。 疲労感、微熱、食欲不振、体重減少、初期にはこんな症状が現れます。
これらの症状は過労やストレスなどでも現れるので見過ごされがちですが、一過性ではなく、しばらく続くようであれば関節リウマチの発症につながる前駆症状である可能性があります。 たいしたことはないからとほうっておかず、健康診断の血液検査などを受ける、あるいはかかりつけのホームドクターに相談してみることをお勧めします。
では、関節に現れる症状と、それ以外の部分に現れる症状について、さらにくわしくみてみましょう。 関節リウマチにみられる特徴的な関節の症状は次のとおりです。
朝、関節がこわばって動かしにくい。 起き上がれない関節の痛みと腫れが「左右対称におこる」押すと痛む(圧痛)手指の小さな関節に症状が現れる(とくに初期)関節だけでなく、全身にも症状が及びます。
前述した初期症状にプラスして微熱、寝汗をかく、血色が悪くなるなどの症状となって現れてきます。

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